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玄ノート #08 -JOIN ALIVE 2024-

冒頭から重たい問いかけになりますが、

みなさんは自分の行動に誇りを持てていますでしょうか?


…私は持ててません、玄狼と申します。


重たい問いをぶん投げましたが、今回はただフェスに行ってきたよ〜という報告になります。

7/13~7/14に岩見沢市で開催されたロックフェス「JOIN ALIVE 2024」に参加してきました。僕自身、こういった形のロックフェスに参加するのは初めてでして、駐車券を買い忘れるというちょっとしたミスをかましたのもいい思い出です。


都合により13日のみの参戦でしたが、本当にいい経験になりましたわ…コレは虜になる人がいるのも頷けますね。

自分は10-FEETを中心に、メインステージのアーティストたちを見るのが目的でしたが、アーティストが本当に強烈でして…以下感想をダラっと買いていきます。


ORANGE RANGE

トップからレンジ、やばすぎるな??

頭から「以心電信」を繰り出し、そのビートの勢いを保ったまま「ロコローション」に突入するという怒涛のセットリストを展開。場の温め方を知り尽くしている集団によるパフォーマンスはものすごい。

野球でもトップバッターにふさわしい人間がいると思うんですけど、僕的にORANGE RANGEはこのポジションにいると思っています。

「はい!もしもし・・・夏です!」のくだりはもはやコント。楽曲を知らない人が多くいた(筆者も)せいで、合いの手がグダグダになって2度も演奏をやり直す流れには場内爆笑。

それでも「上海ハニー」で空気感をきっちりまとめ上げてフィニッシュさせるのはさすがでした。


ヤバイTシャツ屋さん

ORANGE RANGEが上げたボルテージをさらに加速させたのがこのバンド。

リハーサルからもうやりたい放題で、普通に駄弁り始めたり、ORANGE RANGEの「ロコローション」をやってみたりとはちゃめちゃ。

しかし彼らのステージはそのはちゃめちゃさをブッ飛ばすくらいにクールでした。いや歌っていることはめちゃくちゃバカバカしいんですけども、それに全力を注ぎ込んでるのがすごくカッコよくて。ド頭の「ハッピーウェディング前ソング」の「キッス!キッス!」の大合唱には感動すら覚えました。それに応えるかのようなオーディエンスによるダイブの応酬を見て、「ああ、フェスに来てるんだな…」と改めて実感。エネルギーの塊をぶつけられたかのようなステージでした。


MY FIRST STORY

世界に燦然と輝くエモコアバンドがすぐそばにいる、それだけでも感動モノ。

ヒットナンバー「I’m a mess」を序盤で惜しみなく繰り出してくるのは、「お前らコレが聴きたかったんだろ?」というファンサービスか、あるいはバンドからの挑発なのか、そこから彼らの本領とも言える「不可逆リプレイス」になだれ込む様は圧倒的エモーショナル。Hiro(Vo.)のスクリームとピークに達した暑さの相乗効果により、もうアリーナはモッシュにダイブの大応酬。

激しさが際立つラインナップの中にも「東京ミッドナイト」のような儚げな魅力が光る曲も紛れ込んでおり、作風の幅広さを思い知らされました。


10-FEET

やれんのかお前ら?」/TAKUMA(Vo./Gt.)

僕が一番楽しみにしていた彼らのステージは、野外なのにライブハウスのようなアツさに溢れていました。場内を見渡せば彼らのバンドTシャツだったり、彼らが主催する「京都大作戦」のフェスTを着た方が大勢おり、どの曲でも当たり前のように大合唱。まるでワンマンライブを見ているかのような感覚でした。

やはりというべきか、「第ゼロ感」の一体感は頭ひとつ抜けていました。イントロが流れた時のどよめき、サビでの合唱の声量はその日一番だったように思います。

彼らのジョーク好きな一面も光ってました。「RIVER」のイントロを弾いたかと思えば「…と見せかけて?」と「VIBES BY VIBES」に移行してみたり、序盤から合唱を響かせるオーディエンスに対して「お前らうるさいなwwww歌うの俺らやで?」とボヤいてみたり、観客に振ったでんぐり返しを裏切られ「やらんほうがよかったわ」と零したり…w

無骨でまっすぐなサウンドとともに、ひたすらに熱いメッセージを投げかけてから、その締めくくりに披露した「ヒトリセカイ」。「笑って終わろうな!!」と言われたのに涙が止まりませんでした。

笑って燃えて、時に泣いて、ロックバンドとしての彼らの魅力を十二分に堪能できた50分間でした。


ROTTENGRAFFTY

10-FEETのTAKUMAさんに「同じ京都のバンドのロットンはスゲえぞ」と言われたので流れで参戦。「金色グラフティー」と「D.A.N.C.E」しかまともに知らない状態での参戦でしたが、まあバイブスが上がること上がること。

ヘヴィに響く轟音と耳馴染みの良いメロディがアドレナリンを刺激しまくり、気づいたらものすごく頭振ってました。「殺す気で来いよ!!」と煽るもんだから観客もサークルモッシュだのウォールオブデスだので応えてましたw

満を待して繰り出された「金色グラフティー」でアドレナリン大爆発。移動中に飲んだレッドブルも相まってドーパミンがドバドバになってました。


HYDE

正直今までL’Arc〜en〜Cielに触れてこなかったので、本来ならここでLaughing Hickを見に行こうとしたのですが、ロットンのNAOKIさんに「HYDEさん見に行けよ、走れ!!」と言われたので計画を変更し見に行くことに。同じ初見のバンドなら、バンドマンが太鼓判を押した方を見に行こうという魂胆でした。

んで、結局開演まで間に合わず、丘の方で見ることになったんですけども…


HYDEさん、すみませんでした。いえ、HYDE様と呼ばせていただきます。


今日一番の衝撃でした。こんんんんんなメタルなことある??ラルクに関しては「Driver’s High」や「HONEY」のようなキャッチーなロックをやっていたというイメージしかない状態だったので、そのステージを見てただただ唖然としていました。

バンドのボーカリストがソロで活動する時って、自分が本当にやりたかったことをやるのが常ですが、その答えがこのゴリゴリなメタルだったとは思いもしませんでした。

御年55歳とは思えぬほどの美貌とパフォーマンスに終始圧倒されっぱなしでした。マジでありがとうございました。


UVERworld

今回は友人を引き連れての参戦でしたが、その友人が一番楽しみにしていたのがこのUVERworld。僕自身もWOWOWで男祭り(男性限定ライブ)の映像を見てから、そのパフォーマンスを是非生で見てみたいと思っていました。

うずうずしながら待機していると、リハーサルのためにメンバーが登場。そして披露される「ナノ・セカンド」。もうこの時点で会場のボルテージはうなぎのぼりだが、本番一発目で放たれた「Touch OFF」で一気にフルテンに、初めて生で見るTAKUYA∞(Vo.)に感動が止まりませんでした。

もう、とにかく一言一言がアツい。

「UVERworldを知らない人間もこの中にはいるかもしれねえ、でも今日はそいつらにブッ刺さるような曲...俺たちが一番良いと思ってる曲でブッ刺しにきたからな!!と語るTAKUYA∞。その言葉から放たれる「PRAYING RUN」「EN」「THEORY」の3曲は、特に彼の生き様が色濃く現れているメッセージソングで、彼のバンドに対する想いだったり、ストイックな価値観を存分に味わうことができます。

僕自身、彼らが熱い人間であることは知っているつもりでした。でも生の言葉だと全然響き方が違う、放つフレーズの一つ一つに魂が乗っかってて、聴いてるこちらの魂をボコボコに殴ってくる。


僕はその一日でいろんなバンドのパフォーマンスを目にしてきましたが、音源では受け取れないような、それぞれの奏でるロックに対する誇りを感じられたような気がします。特にUVERworldは、楽曲を披露する前にその曲に込められた思いをまっすぐにぶつけてくる。だからこそ楽曲から感じ取れるエモーショナルも爆増するのだと思っております。


そうして放たれたラストの「7th Trigger」、圧巻の一言でした。

この曲がUVERworldの中でも一番好きな曲なのですが、本当に生で聴けた感動とバンドの演奏クオリティに対する感動、そして僕の上を転がる人の波に押しつぶされそうになりながら暴れ散らかしてました。



メインステージは残すところ「THE YELLOW MONKEY」一組でしたが、事情によりここで撤退となりました。


何回でも言いますが本当にいい経験となりました。ロックミュージックを作る身として一番刺激になるのはやはり生の演奏を聞くことだと考えているわけですが、こういったフェスだと何組ものバンドの演奏を聴くことになるので、一日で様々な方向からの刺激を得ることができるのです。けれども今回はそれ以上に、音楽を続けるためのモチベを皆様からもらえたような気がします。


この心に灯った火が冷めないように毎日を生きていこうと思います。今回はこの辺で、したっけ!


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